既婚者との関係を清算したい トラブルを防ぐための清算通知の作成

東京都江東区のリーリエ行政書士事務所には、複雑な人間関係の清算に関するご相談が多く寄せられています。なかでも「既婚者との交際を終えたいが、トラブルに発展しないか不安」といったご相談は、近年とくに増加傾向にあります。

既婚者との関係を終了させたい場合、感情的なやり取りではなく、文書による冷静な意思表示が有効です。この記事では、法的観点から関係を明確に終えるための「清算通知」の活用方法と、安全にやり取りを終えるためのポイントを解説します。

この記事でわかること

  • 既婚者との関係を文書で終了させる意味
  • 清算通知書の基本構成と文例
  • 送付時に注意すべき法的・実務的ポイント
  • 行政書士に依頼するメリット

関係清算の必要性と文書化の意義

既婚者との関係は、感情的に複雑なだけでなく、相手の配偶者に知られることで損害賠償請求や名誉毀損の主張を受けるリスクを含みます。双方が納得して別れるとしても、「言った・言わない」の問題が後を絶たず、後日トラブルに発展するケースもあります。

そこで、書面による清算通知を送付することで、自身の意思を明確にし、関係を終わらせた証拠を残すことが重要になります。これは、不要な連絡を避けるだけでなく、将来的に自分の身を守る手段ともなります。

清算通知の文例とポイント

清算通知は、関係を終了させたいという一方的な意思表示を、冷静かつ客観的に伝える書面です。以下は基本的な文例です。

清算通知書 文例

私は、貴殿との交際関係を終了いたします。今後、私から連絡を取ることも、貴殿との関係を継続する意思も一切ありません。これ以上の接触・連絡等はご遠慮くださいますようお願いいたします。

また、貴殿が既婚者であることを踏まえ、今後、私の立場に不利益が生じないよう、誠意ある対応を求めます。本書面をもって、関係清算の最終意思を表明いたします。

本通知は、記録保存を目的として内容証明郵便にて送付しております。

注意点

・感情的な表現や責任の押し付けは避け、事実のみを淡々と記すこと

・相手を責めるよりも、自分の意思を伝える内容にする

・法的効力を確保するためには、内容証明郵便を活用することが推奨されます

送付方法と手続きの流れ

清算通知は、内容証明郵便で送付することで証拠性を確保できます。文書は原本1通と写し2通を作成し、最寄りの郵便局で手続きを行います。配達証明を付けることで、相手が受領した日付も確認でき、将来の法的対応にも備えられます。

また、相手が穏便に受け入れない可能性がある場合には、文書送付の前後に公的機関や専門家への相談を行うことで安全性を高められます。

行政書士に依頼するメリット

自分で通知書を作成する場合、文面が感情的になりがちで、かえって相手を刺激してしまうことがあります。行政書士に依頼すれば、事実を整理した上で、冷静かつ法的に整った文書の作成が可能です。

また、内容証明郵便の形式にも精通しており、誤った手続きによる差し戻しなどのリスクを避けられます。リーリエ行政書士事務所では、相談内容に応じた文書の作成と送付支援を一貫して行っており、安心してご相談いただけます。

まとめ

既婚者との関係を終わらせたいと考えたとき、最も大切なのは「冷静かつ明確に関係を終了させる意思を示すこと」です。言葉では伝わらなかった場合でも、文書であれば証拠として残り、後のトラブル回避につながります。

リーリエ行政書士事務所では、清算通知の作成や送付支援、相手とのやり取りに不安がある方へのサポートも行っております。一人で悩まず、安心して新たな一歩を踏み出すために、ぜひご相談ください。

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